アジア旅行中に出会う人の中には、高野秀行さんが好きっていう人が多かったです。
最近は良くクレイジージャーニーにも出演していて、自らのアヘン栽培体験のお話をしたこともありましが、その時の詳しいお話が書かれてるのが「アヘン王国潜入記」です。

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凄く面白くて危険な本

「アヘン王国潜入記」は、私の好きな高野作品の中でもベスト3に入るくらい面白い本です。
まず、表紙がカッコいい!!
このベタッとした古い写真みたいな感じと言うか、「アジア雑貨」みたいなポップな雰囲気の表紙が素敵。

アヘン王国潜入記では、高野さんがゲリラの協力などを得ながらゴールデントライアングルの一角にあるワ州(ミャンマー)に潜入して、なんと実際に現地で暮らし始め、村人と一緒にアヘンの栽培を始めちゃったりするお話です。
そこにすむ現地の人々の生活や、アヘンとの関わり方などが実体験を元に詳しく書かれていて、最終的には高野さん自身がアヘン中毒になってしまうという(笑)
こんなことまで書いちゃって大丈夫なの?と思うくらい凄い事を、軽い感じで書いているので、ただただ面白い話として読める本です。

こんなことをした外国人は誰もいないし、普通に考えれば凄く危険な事でもあるんだけど、なんか文章が軽いからそんなに危ない事をしている様には思えない。
面白いんだけど、よく考えると凄い本なんです。

高野さんの本は、どの本も共通して読みやすいのが特徴で、活字を読んだ事が無いと言っていた友人(一緒にインドに行ったドラちゃん)でも、高野本は「おもしれえ」と言って読んでいました。

昔も今も、私には到底行けそうに無い所ですが、こうやって体験記となっているものを読むと少しだけ体験できた気分になります。

アヘン栽培の今

この本が書かれたのは1995年なので、ミャンマーはまだ軍事政権の時代です。
20年も前の事なんですよね・・今ではすっかり現地の状況も変わっていると思います。
そして、この本にも出て来る麻薬王のクンサーも2007年に亡くなっています。

wikipediaによると、ワ州のアヘン製造に関して、

外交圧力もあって2005年には事実上終息したとみられていたが、その後ケシに代わり栽培されていた茶、ゴム、果物の価格下落とアヘン価格上昇が重なった影響を受け2007年ごろから再び活発化している
引用元:wikipedia

と、あるので、状況は変わりに変わり・・現地の方々は色々と振り回されて大変そうだな、と思います。

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