松本清張の「熱い絹」は、マレーシアのキャメロンハイランド滞在中に読んだ本でした。
実在の失踪事件を元にした物語で、キャメロンハイランドが舞台になっています。
上下巻あって、ちょっと分厚いのですが、スラスラ読める小説です。

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タイのシルク王「ジム・トンプソン失踪事件」

キャメロンハイランド紅茶園

ジム・トンプソンという名前は、聞いた事だけはあったのですが、てっきりタイシルクの高級メーカーだと思ってました。(まあ、そうなんだけど)
でも、まさかアメリカ人の実業家で、休暇中のマレーシア(キャメロンハイランド)で失踪してしまった人なんて・・まったく知らなかったです。

熱い絹は、この失踪事件を元にしたフィクションなので、タイやマレーシア、それにカンボジアの美術品の事なんかが絡んで来るというアジア好きにはたまらないお話なんです。
物語の中では、日本の警部がキャメロンハイランドへ渡って、色々と現地の調査をしていくのですが、その中で何度も実在する場所を訪れているんです。

Amazonのレビューを見ると、結末がイマイチ!!という意見が多いのですが、確かにそういわれるとイマイチなのですが、それまでの過程が凄く楽しめるので私は好きな本です。
松本清張っていうと、暗くてドロドロした話のイメージしかありませんでしたが、この小説もまあ・・明るくは無いですが(笑)私が思っていた松本清張のイメージとは、ちょっと違いました。
物語を読んでいて、こんなにマレーシアの高原の情景が浮かんで来るなんて凄いなぁ・・って感じです。

ところで、実際のジムトンプソンはどこへ失踪してしまったのでしょうか??
私は個人的にはアメリカの諜報機関にいたことが大きく関係しているのでは・・と思ってます。

wikipediaには・・

失踪当時もアメリカなどの諜報関係者と接触を持っていたこと、政変が繰り返されていたタイの政府上層部や反政府指導者に知人が多かったことなどから、身代金目的の営利誘拐から諜報活動がらみの誘拐と暗殺、単なるジャングルでの遭難から地元住民による殺害まで、さまざまな失踪理由が取りざたされたものの、現在に至るまでその行方も生死も謎のままである。松本清張はこの事件をヒントに推理小説『熱い絹』を書いた。

と、書かれています。
多分この先も、失踪の謎が解ける事はないんでしょうが、気になるよなぁ〜・・

キャメロンハイランドは素敵な避暑地

キャメロンハイランドのスモークハウス

キャメロンハイランドは、マレーシアの避暑地で、雰囲気的には日本の軽井沢みたいなところです。
タナラタとブリンチャンという地区に分かれていて、タナラタには安宿が多く、ブリンチャンには高級宿が多い感じです。
私はタナ・ラタの方に1ヶ月くらい滞在していた事があるのですが、この「熱い絹」の舞台はブリンチャン・・
だから、話に出て来る場所もブリンチャンの方が多いんです!!

熱い絹の雰囲気を味わいたくて、一度だけブリンチャンのスモークハウスというホテルにアフタヌーンティーに行った事があります。
小説の中では、ここで朝食を食べるシーンが何度も出てくるんです。

(参考記事▶︎スモークハウスでアフタヌーンティー

キャメロンハイランドは、気候も雰囲気も軽井沢に似ていて、ちょっと洋風な雰囲気なんだけど、やっぱりマレーシアぽい所もあって、と〜っても不思議です。
クアラルンプールの様な近代的なショッピングモールや派手さは一切無い所ですが、私はKLの10倍くらいキャメロンハイランドが好きです。
気候も日本の秋ぐらいの感じなので、南国の熱さと湿度が苦手な私には天国でした。

▼サンポー寺院
サンポー寺院

マレーシアに行く予定があるなら、松本清張の「熱い絹」は是非読んでみて下さい。
キャメロンハイランドの描写は凄くリアルだし、小説に出てくる場所を実際に巡ってみると、かなり旅行を楽しめると思います。
私は、このスモークハウスの他にはサン・ポー寺院という派手な寺を見学に行ったりしましたが、ガイドブックを見て行くよりも観光に熱が入りました。
タイでもジムトンプソンの住んでいた家に行っちゃったし、影響受けやすいな・・。

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