ふと、業務スーパーで懐かしいお菓子を見つけた。
ロータスにそっくりなこのお菓子は「デロスクッキー」という韓国のお菓子なのだ。
正直言って、そんなに美味しい物じゃないんだけど、凄く懐かしかったので買ってしまった。

このデロスクッキーを初めて食べたのは、韓国の喫茶店だった。

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日本の喫茶店とはちょっと違う、韓国の喫茶店「タバン」

デロスクッキー

今の韓国には、おしゃれなカフェだとか、外国から入って来たコーヒーショップチェーン店だとかが連立していて、どこへ行ってもコーヒーが飲める。
でも、以前は普通のコーヒーがなかなか飲めなかったのです。

韓国にも喫茶店はあって、タバンと呼ばれているんだけど、韓国人的には「タバン(茶房))」というと、ちょっとアダルトな店を想像するみたい。
私が通っていた韓国語学校の教科書によく【タバンで待ち合わせをする】みたいな表記があったんだけど、その度に韓国語の先生は笑いながら「この教科書は古いからタバンが出て来るけど、今はもう無い」と言っていた。
(無いことは無いんだけど)
で、タバンってなんなの?という興味津々な生徒達に、ボンヤリと教えてくれたのですが・・薄暗くて背もたれの高いイスの置かれている感じの店で、いわゆる出会い喫茶みたいな場所らしい。
そう言われて、ますますタバンに興味を持った私は、友達と怪しいタバン探しに行った事がある。
入る気満々で行ったんだけど、あまりの怪しい雰囲気に入れなかった・・。

もちろん健全なタバンもあって、そっちは日本の喫茶店に近い感じなんだけど、どっちのタバンも最近はどんどん減って来てるみたい。
その辺は、日本の喫茶店と同じだな。

韓国では薄いヘーゼルナッツコーヒーが主流だった

初めて(健全な方の)タバンに行って、コーヒーを頼んだ時は衝撃的だった。

「あれ?紅茶??コーヒー頼んだはずなんだけど・・」

と、思ってしまうくらいに薄いコーヒーが来たのだ。
それも、紅茶のティーバックみたいな感じで、コーヒーが不織布に入って出て来た。
実際に飲んでみると、これまた不思議な味でビックリ。

「やっぱり、これコーヒーじゃないよ!!」

想像と違うコーヒーの味にかなり戸惑ったんだけど、友人(韓国人)によると、どうやら韓国ではコレが普通なんだとか。
薄くて、変な香りがして、まったくコーヒーには思えなかった。

で、この薄いヘーゼルナッツコーヒーと一緒に出て来たのがデロスクッキー。
コーヒーもいまいちだし、クッキーも微妙・・なのに、1杯500円くらいして、高いな〜って思った記憶がある(笑)
韓国って食べ物は安いんだけど、カフェの値段は高かったんですよね。

ただ、慣れると、あの薄くて変な香りのするコーヒーが美味しく感じる様になってしまい、日本に帰ってからも「韓国のコーヒーが飲みたい」と思う様になってしまった。
それで、輸入食品店で買ったハワイかどこかのヘーゼルナッツコーヒーを買って飲んだ事もあるけど、それだとちゃんとしすぎててダメ!!
もっと薄くて、紅茶のティーバックみたいな奴じゃないと!!とか思って、韓国食品店で買ったりもした。

今の韓国は、どこにいっても普通のコーヒー

仁寺洞のスタバ

当時の薄くて変な香りのコーヒーしか飲めなかった頃は、街に1個だけあったスタバに毎日の様に通っていた。
そして「今日のコーヒー」っていうドリップコーヒー(確か200円くらい)を飲んでた。

普段からコーヒーを飲む習慣なんて無かったし、スタバはむしろ嫌いだったのに・・飲めないと思うと飲みたくなる物なんです。
なのに、日本に帰る頃には何故か韓国コーヒーが飲みたくなっていると言うあまのじゃくっぷり。

今の韓国では、スタバとかの外資系コーヒーチェーン店が増えまくっていて、どこへ行ってもドリップしたコーヒーが飲めます。
(確かそんな風に一気に増えて行くコーヒーショップを「カビ」って表現していた気がする)

韓国のコーヒー

安くて美味しいカフェも増えているし、持ち帰り専用の移動式コーヒー屋も良く見かけるようになった。
逆にタバンで飲むヘーゼルナッツコーヒーなんて・・もしかしたら、もう存在していないんじゃないの!?って思います。

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