崖から棺を吊るす

クレイジージャーニーに作家の高野秀行さんが出演していて、中国の吊るされた棺の話をしていました。
そういえば旅の途中で出会った日本人たちの、高野さん好き率は高かったなぁ。

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【中国】ボー人が行なっていた懸棺(悬棺)

番組を見ていたら、崖からぶら下がった棺の写真が出て来ました。
これ、フィリピンで見た「ハンギング・コフィン」にそっくりだ!!
ちょっと気になったので、高野さんが紹介していた中国の懸棺(シェングヮン)について調べてみました。
番組で紹介していた場所は四川省の南部あたりみたいですが、中国にはここ以外にもいくつか懸棺があるみたいです。

なぜ、棺を崖に埋葬するのかと言う、詳しい理由なんかは分かっていないらしいです。
しかも懸棺の風習は、500年前くらい前に途絶えてしまっているらしいです。
この懸棺という埋葬法は1500年くらい続いて、今から500年くらい前に突然消えてしまったんだそうです。
番組では、他の民族が襲って来て、この懸棺を行っていた民族が絶滅してしまったという一説があると言っていました。

中国の地理はよくわからないので、懸棺がある場所の地図に星をつけてみました。
どうやら懸棺を行なっていた民族というのは、僰(ボー)人という少数民族のことみたいですね。

英語版のwikipediaによると、僰人は元々四川南東部にいたんだけど、1573年に後漢の明帝軍によって滅ぼされてしまったみたいです。
しかし、2005年に僰人の子孫が四川省の星文県で発見されたとか書かれています。
さらに、現在ベトナムや雲南省にいる少数民族のラチ族は、僰人の子孫である可能性もあるらしいです。
彼らの先祖は、戦争から逃げて宜賓(四川省)から移住してきたみたいです。
(↑民族の事とか詳しくないし英語も微妙なんで間違ってるかも)

しかし、この不思議な風習「懸棺」を行なっていたのは、中国以外だとフィリピンとインドネシアの島なんですよね。
最初は、この僰人が移り住んだ土地で懸棺をしていたのかな?と思ったんだけど、中国以外は完全に海をまたいでるんですよね。

【フィリピン】サガダのハンギング・コフィン

フィリピンにある懸棺の場所は、ルソン島北部の山岳地帯にあるサガダというところです。
かつて首刈り文化のあった、イゴロット族という民族が住むのもこの辺りです。
そのイゴロット族の昔からの風習がハンギング・コフィンと呼ばれる、崖から棺を吊るす埋葬法なのです。
崖から棺を吊るす理由は、高い所に吊るす事でより高い場所(天国)に近づけるからという事らしいです。

クレイジージャーニーを見た後に、フィリピンで撮ったハンギングコフィンの写真を探してみました。

その時の写真がコチラ▼
フィリピンのサガダ

サガダのハンギングコフィン

崖から棺を吊るす

確か中国の懸棺とは違って、サガダのハンギングコフィンは今も行われているんじゃなかったかな??
実際に見に行った時も「あれ、新しそうだなぁ・・」っていう棺があったんですよね。

十字架がぶら下がっているのが、キリスト教の国フィリピンらしいですね。
そして、何故かイスまでぶら下がっています。

南国のイメージがあるフィリピンだけど、サガダは標高の高い山の中にある町なので、とても涼しい場所です。
そして、珈琲が名物&美味しい所でした。

【インドネシア】スラウェシ島の吊るされた棺

インドネシアの懸棺は、スラウェシ島の高地で行なわれているみたいです。
南スラウェシ州および西スラウェシ州の山間地帯に住むマレー系の先住少数民族である、トラジャ族が行なっている風習のようです。
あ、そういえばフィリピンのイゴロット族(ボントック族)も山間部に住むマレー系でした。(山間部じゃなかったら吊るせないか)

ところで、中国・フィリピン・インドネシアにある崖から棺を吊るすという埋葬方法には、何か関係があるのか・・・という点は、調べてみても全然分かりませんでした!誰か教えてッ!!

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